今回は、小学校の先生との物語です。
今回は、お見合いの席で、「病気の事」を話した、
第1号の人です
さあ今回は、どんな展開になるのでしょうか!
大作戦その2・・・・・「小学校の先生編」
今から4年前、知人から「**町に住んでいる、小学校の先生
とお見合いしてみないかい?」と話がありました。
彼の両親は、二人とも元学校の先生で、今は定年退職している
とのこと。
彼は私より一つ年上で、離婚歴がある人でした。
子供が1人いるのですが、子供がいると、結婚に不理になる
だろうからと、彼の両親が養子にしたそうです。

話をもらったのが11月の末でした。
12月は何かと忙しいので、年が明けてから、会うことに成り
ました。
良い人だったら良いなぁ・・と、お正月中、想いを膨らませて
いたのです。
でもこの時は、残酷な結末が待っているとは、思いもしません
でした。

1月7日・日曜日に、某ホテルのティールームで、待ち合わせを
しました。
私にも相手にも、付添人が付いて、4名で会いました。
私の付き添い人の人は、前回の「歯科技工士」さんの時と同じ人です。
前回同様、実物以上に過大に、アピールしていただき、とても
恐縮したのです。

お互いの紹介が終わり、4人で話が始まりました。
相手の付添人の方も、年輩の方でしたが、はっきり物を言う方でした。
私が料理教室で助手をしているので、「結婚しても、仕事続けるのかしら?」
「はい、子供が出来るまでは、続けたいです。」
「子供が出来ても、預けて仕事に行かれても困ります。彼の
お母さんに、その事は必ず相手に言ってほしいと言われているから」

私の付添人が、「仕事の事は、今すぐに結論を出さなくても、
いいじやないですか」と言いました。
何故、彼のお母さんがこだわったのかというと、別れた
奥さんは、子供を置いて習い事に忙しく、かなりのお金を
つぎ込んだそうです。
私の「履歴書」の趣味の欄は、かなり豊富だったので、また
前と同じになっては…と不安に思ったのでしょう。
私のポリシーは趣味もダイエットも生き方も、
「お金掛けずに、手間暇掛ける」ということです。
シンプル・イズ・ベストです。(^_^)v

付添人と別れて、二人で話をする事になりました。
「紅茶好きですか?」と、彼に聞きました。
「はい、好きです」と彼が言ったので、豊岡にある某紅茶専門店
に行きました。
ここのお店は、日曜日ともなると、カップルでいっぱいです。
私は女友達としか、行くことはありませんが…。

窓側のテーブルに座りました。
お店の人が、注文を取りに来ました。
彼が注文したのは「アールグレー」でした。
なかなか紅茶通なのね…と私は思いました。
ちなみに、私もアールグレイは大好きです。

注文した紅茶が来て、話しを始めました。
趣味の事、休日は何をしているかとか、色々な話しをしました。
私は相手に、病気の事は話していませんでした。
この話を紹介してくれた知人には、病気の事は直接私が話すから、
言わないで欲しいと頼んでありました。

病気の事は、自分が説明したほうが、正確に伝わると思ったからです。

「結婚を前提に、お付き合いしたいのですが…」
「はい」と返事をしたのです。
さあ、言わなきゃ!!いよいよ、その時が来ました。
「実は、大事な話があるのですが……」
病名は言っても、絶対に知らないと思ったので、言いませんでした。
完治の難しい病気で、難病に認定されている病気だということ。
食事療法と栄養療法が必要なこと。
食事は、自分で作っていること、毎日カテーテルを鼻から通し、
栄養剤をポンプで注入していること。
1時間半病気について、私が知っている、全てを話しました。
始めは目を見て話しをしていた彼でしたが、段々視線が
定まらなくなり、挙動不振になっていきました。
私は冷静に、じっと相手を観察していました。(^_^;)

私の「講演」が終わったら、彼は待っていたかのように、
「もう、行きましょう。」
私は心の中で、「行くって、何処に行くのかな?この後、
約束はしていないはずだけど…?」
車に乗り込み、シートベルとを締めようとした時、彼が一言いいました。


「家まで送った方がいいですか、それとも街で降ろした方が
いいですか?」
この一言で、全てがわかりました。(笑)
あぁ、やっぱりね、初めて会って「難病」と聞かされたら、
誰でもびっくりするよね。
私は「しばらくデパートの食器売場も見ていないから、西武の所で
降ろしてください。」と言いました。


西武とまるいの食器売場を見て、お見合いの疲れか久々にデパート
巡りをしたせいか、何だかとっても疲れてしまいました。

家に帰ってきて、紹介してくれた知人に、報告の電話をしました。
「会ってきたよ、病気の事言ったら、視線が定まらなくなり、
挙動不審になったよ。間違いなく断ってくると思うよ。」
「相手はバツイチなんだし、諭されて大丈夫だと思うよ」と言って
くれました。

しかし私は『それは絶対にないな…』と思いました。

数日後、知人から電話があり「今回の事は、無かったことに…」と
言われました。

会ったその日に連絡が来たそうですが、私のショックが大きいと
思い、数日あいだを置いたようです。
やはり「難病」というのか、どうしても受け入れられなかったようです、
衝撃が大きすぎたとのこと。

「難病」って、言わない方が良いんじゃないの…と言われました。

何処からどう見たって、難病には変わりなく、「後で聞いていない!」
と言われるのもイヤだから、病気のことは正直に
言いたい。
別に、悪いことをしているわけじゃないんだし。
相手の事を、恨んだりはしないよ、99.9%の一般的な意見だと思うから。
さあ、
早く残りの0.1%を探さなきゃ!!

明日のことは、誰にもわからない。
今日元気でも、明日事故に遭うかもしれないし、病気になるかもしれない。
どんなに言葉で説明しても、自分が当事者にならないと、わからない事って
沢山あるよね。

病気になって、良かったと思う時がある、負け惜しみじゃなく。
注射も痛いし、検査も辛い、下剤はまずいし、入院すると2ケ月は
間違いなく絶食。


ある日、ふと気づいた。

自分の足で歩けて、回りの景色が見えて、好きな音楽も聞こえて、
そんな当たり前だと思っていたことが、すごく幸せな事たということが。
健康な時って、それが当たり前だから、何も感謝しなかった。
でも病気になって、健康でいられるってことは、すごいことなんだって思った。
今これを読んでいる貴方、当たり前を感謝していますか?
さあ、次の相手を探さなきゃ!!