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あれは今から5年前の出来事でした。
知人から歯科技工士の人で『いい人』がいるので会って みないかいと言われました。 久しぶりのお見合い話に、すぐにokの返事をした私。 私の写真と履歴書を渡し、相手の意向を聞いてもらうことになりました。 すぐに知人から連絡が入り、彼も「是非会いたい」ということでした。 相手の写真と履歴書が、知人を通して渡されました。 写真を見た感じは{人のよさそうな感じ}というものでした。 住所を見てびっくり・・・・なんと私の家から歩いて5分の所に住んで いたのでした。 これって運命の出会いかしら? 早速会う日を設定し、その日を心待ちにしていました。 お見合い当日、会社で棚卸があり、日曜日ということで駅周辺の駐車場は 何処もびっしり。 15位かかって、やっと車を入れる事ができました。 待ち合わせの時間に10分も遅刻をしてしまいました。 とって付けたような<作り笑顔>で「遅れてすみませ〜ん」と待ち合わせ 場所に登場 したのです。 早速4人で(付添人2人を含む)話が始まりました。 私の付き添い人は「Kanaさんは、料理の先生の資格を持っていて、 洋裁やお花も出来て、おしとやかな女性なんですよ」。 まるで誇大広告のように、歯の浮くような美辞麗句を並べていただき、 とても恐縮したのです。 実物以上に言われてしまうと、後で『化けの皮』がはがれてしまった時 困るので、程々にしてもらうのがいいかもしれませんね。(^_^;) 一通り話しをして、今度は二人になって喫茶店に行きました。 ずいぶん前の事なので、そこで何を話したのかおぼえていません。 「食事に行きましょう」という事になり、旭川でも有名な高級寿司店に 行ったのです。 緊張していたので、味もよく分からず「あっという間」に食べ終えて しまいました。 彼から、「結婚を前提に、お付き合いしたいので、電話番号を教えて もらえませんか?」と言われ、家の電話番号を教えたのです。 その日は、お腹一杯、胸一杯 ルンルン気分で、なかなか眠れ ませんでした。 私って以外と繊細な神経?の持ち主なのかしらと、錯覚してしまい ました。(^_^;) 数日後、彼から電話がありました。 「今度の日曜日に逢いませんか?」すぐにokの返事をしたのでした。 心待ちにしていた、日曜日当日になりました。 中富良野のフラワーガーデンに行きました。 彼は二日酔いで、とても気分が悪そうでした。 聞くところによると前の日に友達と飲みに行き、3時まで飲んで いたそうです・・・。 心の中では「何!、3時だって、早く返えりなよ」と思ったのです。 その日は郊外のレストランで、食事をする事になりました。 日曜日の夕方ということもあり、店はすごく混んでいました。 食事が終わったのに、彼は何時までも帰ろうとはしません。 3本、4本と煙草の吸い殻が増えていきます。 お店の人は、早く帰ってほしいので、さっさとお皿をさげていきます。 入り口の見える方の、席に座っていた私は、レジの前に「席が空くのを 待っている」7〜8人を見てしまいました。 いつまでたっても、席を立たない彼に、「もう出ませんか?入り口で 待っている人たくさんいるし……」と言ったのです。 その日は「又、逢いましょう」ということで帰ってきました。 その当時していた仕事で、メーカー主催の「お客様ご招待」で定山渓の 温泉に行けるのがあったので、お誘いしてみました。 「札幌方面に行くのは、すごく遠くに行くようで行きたくない」と言うのです。 「バスで行くので運転しなくていいんだよ!」と言っても「行きたくないな…」 こんなに言ってるのに、行かないって〜〜〜〜〜〜。 「もう、勝手にしやがれ〜」って気分でした。(;_;) これが「彼」に会った最後です。 その後電話で連絡はとっていましたが、お互いに都合が悪くてなかなか 会えません。 ひょんな事から、彼のお母さんが亡くなったことを耳にしたのでした。 親族が集まった時に、「彼」がお見合いした話題になったそうです。 「その後、どうなってるの?うまくいってるの?」 その問いに彼が言ったことは「あっ、忘れてた〜」と言ったそうです。 それを聞いた私は『何!、忘れてたって〜』と驚いてしまいました。 誰でも大切な人を失うのは辛いし、悲しいこと。 でも「忘れてた」というのは、どうも私には理解できなかった。 一言、言ってくれればいいのに…『亡くなった』と言いたくないなら、 「今、仕事忙しいから落ち着いたら連絡するから…」とか……言い方は 色々あると思うんだけれど・・・・ねっ。 会社の人達に聞いてみたのです。 「ねえ、お母さん亡くなったら、見合いしたこと忘れるもの?」 「俺だったら、電話するけどな・・・」 「どうでもいいと思ってるから、忘れるんしゃないの?やめたら」 やっぱり、そう思う? もう、すっかり気持ちが、冷めてしまったのでした。 知人から「100日過ぎるまで、とても会う気にはなれない…」と 本人が言っているとの連絡がはいったのです。 『100日!』お雛様過ぎるまで?・・・・そんなに待てないよ・・・・(>_<) 他を探すか〜 と、あっけなくこの恋は終わったのでした。
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